『倉庫本体の耐震性、管理システムの安全性を追求し、
省エネルギーや環境対策全般にも力を注いでいます。
倉庫は震度6強の地震においても壊れない耐震設計の構造です
京浜島冷蔵物流センターは、深さ54m下の堅固な地盤にまで到達する合計200本以上もの杭によって支えられ、強い地震の際、不動沈下が起きないように設計。
敷地も地盤改良によって液状化が起こりにくいよう対策がとられております。
倉庫構造は「冷蔵庫棟」「荷捌き棟」「事務所棟」の3つの棟がそれぞれ独立し、エキスパンションでつながった形状となっており、地震時において、3つの棟の揺れがお互いの棟に波及しないよう地震エネルギーを吸収できる構造です。しかも、本建物は建築基準法の構造計算「二次設計レベル」を基準としており、震度6強にも耐えうる強固な設計となっています。
2011年3月11日の東日本大震災の際、震度5強の激しい揺れにも建物の外壁や内部物品等の崩れは一切ありませんでした。これは、地盤の強さや優れた耐震性を示すものですが、さらに追記すると、本建物は3階建の低層倉庫であり、中層階の倉庫(5階建以上)に比べ、揺れが減衰されていたことも見逃せません。こうした構造上・設計上の特質により、本倉庫では地震時における高い安全性を確保し、お客様の大切な商品をお守りしております。
外断熱工法で建てられた京浜島冷蔵物流センターは、
省エネ効果が高く、結露を防止し、建物寿命が長いなど大きな利点を備えています
京浜島冷蔵物流センターは、省エネ効果を高めるため「外断熱工法」を採用しています。外断熱工法とは、建物の躯体をすっぽりと断熱材で覆うことによって、外部環境の温度変化を遮断する建築工法です。
その結果倉庫内は、直射日光の当たる暑い夏でも真冬の寒い時でも、温度変化の少ない室内環境を維持。年間を通して冷凍コストを節約でき、大きな省エネを実現しております。また、外気から守られたコンクリートは結露の少ない空間を作る作用もあり、冷蔵倉庫にとって一石二鳥の効果を生んでいます。
外断熱工法には、この他にも倉庫本体の寿命が延びるという効果もあります。外壁のコンクリートが断熱材で覆われていることで、外気温の変化や雨水などの侵入を防止でき、躯体の劣化が少なくなるためです。
一般的な内断熱工法に比べて、外断熱工法の建物は2~3倍もの寿命をもつといわれていますが、このことはメンテナンス面での安全・安定につながり、お客様の事業全般にも貢献できると信じております。
オゾン層を破壊しない自然冷媒を用いた冷熱源システム省エネ能力にも優れ、
長期的視点での気球環境保全に寄与しています
古くから冷媒として使用されてきたフロンは、オゾン層を破壊し地球温暖化につながるという理由から1996年に規制が開始され、2020年には全廃が予定されています。
フロンに代わる冷媒として、もともと自然界に存在する物質を用いる「自然冷媒」の重要性が注目されていますが、東京冷凍も環境を保護するという使命から、いち早く自然冷媒を用いた冷凍装置を導入しています。
東京冷凍の冷凍冷蔵倉庫で用いている冷熱源システムは、自然冷媒としてアンモニア(NH3)と炭酸ガス(CO2)を組み合わせた装置を使用。オゾン層破壊係数や地球温暖化係数は、ほぼゼロに近い数値をマークしており、微力ながらも地球環境保全に寄与いたしております。
また、この冷熱源システムは、人や商品への安全性・高い伝熱性・設備の小型化といった長所をもつだけでなく、炭酸ガスの潜熱を利用してシステム動力を少なくできるなど省エネルギー面での優位性も高く、長期的スパンでの環境対策になりうると考えております。
保管商品情報のバックアップ体制について
東京冷凍では、お客様からお預かりしている商品情報データを京浜島倉庫事務所コンピュータで管理致しておりますが、万が一の災害や事故での情報喪失に備えて、信頼性の高いデータセンターで情報を二次管理。強固なバックアップ体制を保持し、お客様のビジネスに支障が起きないよう努めております。
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